山 行 報 告
2011/9/17〜18   奥多摩・大菩薩嶺〜滝子山     メンバ(記録):新村




【コースタイム】

9月17日(土) 
塩山駅7:28=大菩薩峠登山口8:00−大菩薩嶺11:00−湯ノ沢峠避難小屋15:20

9月18日(日)
湯ノ沢峠避難小屋5:45−初狩駅10:30
 



【記 録】

9月17日(土) 
 天気予報は雨。丸川峠へ登る途中で雨が降り始め、止みそうにないので雨具を着る。息が切れて何度も休憩しながら峠に到着。峠から先はアップダウンの少ない稜線を進む。やがて雨足は弱まり、賽ノ河原と大菩薩峠では登山者をたくさん見た。

 峠から先は一気に人が減る。霧雨で展望はきかないが、笹原の中を進むのは気持ちがいい。牛奥ノ雁ヶ腹摺山を過ぎた賽ノ河原には水場の標識があるが、役所の人が先日確かめに行ったときはみつけられなかったと言っていた。

 木の根が張りめぐらされた稜線は、避難小屋のノートに書いてあったとおり積雪期は踏みぬきで苦労しそうだ。小さな登り下りを繰り返し、白ザレガレ場を過ぎると湯ノ沢峠。西へ少し下ると湯ノ沢峠避難小屋。

 避難小屋は見た目より中がきれい。部屋には布団や毛布が積み重ねられ、ブレーカーを上げると一本ある蛍光灯がつく。焼山沢真木林道が台風の影響で通行止めのため、駐車場には一台も車がない。

 熊出没注意の看板と雨を避けたくて、テントはやめて小屋に泊まることにする。林道途中にある水場を確かめに行ったが、わからず引き返す。夕方から大雨となり小屋に閉じこもる。

 横になっていると誰もいないのにガサゴソと音がして、ごみ袋の中にネズミが入っていることに気づく。思い切って電気をつけ、ネズミがいなくなったごみ袋をザックにしまう。雨音とネズミに負けないよう歌を歌って寝た。

9月18日(日)
 屋根に落ちる雨音はまだ聞こえるが、外に出ると木からの滴で雨は止んでいる。小屋下の水場を確かめに行くが、ほとんど人が入らないようで笹藪をかき分けて踏み跡を下る。ようやく沢に出て顔を洗う。ブレーカーを切ってから小屋を出発。

 昨日とは打って変わって快晴。秀麗富岳12景の名のとおり、正面に富士山を見ながら進む。途中、花も咲いていた。滝子山を西に少し往復した後は、初狩駅を目指して下る。車窓から見える山を眺めながら帰途につく。